Lovely Trip

【第9章・・<旅行をしていて何が快感?>】

ミャンマーはタイの北西に位置し、日本の約2倍の国土がある。陸路での入国は簡単ではないが、タイ、ラオス、中国、インド、バングラディシュとの間に国境があり、首都を除いた地域は緑に溢れ日本人が頭に描く「アジア」のイメージそのものが、ここには存在している。また国民の約9割が仏教徒であり、早朝、托鉢をする可愛い小坊主の列を眺めると、非常に爽やかな気分になれる。もちろん早起きしないと見ることはできませんがね・・・。

昨日とはうって変わって、アジア独特の強い日差しが全身を包み込む。健全な光は気分を心地よいものに変えてくれる。

「旅行をしていて何が快感?」と聞かれれば、初めての国で地図も持たずに宿を飛び出す瞬間だ。他にも快感な瞬間は多くあるが、その中でもかなり上位にくると思う。

宿のアドレスカードを1枚もらい、万歩計を付け、街中を行ける所までひたすら歩く事にしている。人を見て、景色を見て子供達と遊び写真を撮る。汗だくになりながら歩き続け、1日に数人しか来なさそうなお店のベンチに座り込む。そこで飲む甘い炭酸飲料は最高だ。その頃には悪ガキの1人や2人は私の横にちゃっかり座っていたりする。その辺が実にアジアらしくて飽きることはない。


アジアでよく見かける風景。凄い匂いだけど結構新鮮かも!?

市内の中心に位置している黄金のパゴダ「スーレーパゴダ」の向かい側の公園に入ることにする(パゴダとは、仏舎利や法舎利を納めてある仏塔で、ミャンマー中至るところにある)。

入り口で入場料、カメラ持ち込み料金などを詳細に書かれた紙を見せられるが、軽く無視して進入する。追っかけて来てディスカウントすると言うので、一応払いはしたが、恐らく払う必要はないと思われる。とは言っても私が支払った金額は日本円で6円たらずだが。ちなみに昼屋台で売っていた春巻きは3本で14円だった。

公園に入ると、すぐに怪しい人達に声を掛けられた。耳掻き屋(インドの公園にも多くいたが、耳掃除をしてくれるらしい)、売人風、闇両替屋etc。軽く聞き流していたが、一人の青年にマンマークされてしまった。

自称大学生で、日本に留学していたらしい。確かに日本語は話せるが、日本に関して知っている情報がメチャクチャで留学先の大学も忘れたと言っていた。恐らく彼の自己紹介は全部嘘だろう。ただ私にしてみればそんな事はどうでもよく、ただ単に彼がうざかった。どこかに行ってくれと伝えるがヘラヘラしているばかりで、いかに多くの日本人を騙してきたかが、彼の態度を見れば一目で分かる。

彼は私のマネージャー気取りで、私に話しかける全ての人に対して自分がチェックをしていた。彼の外見を見る限り、ミャンマー人ではなさそうなのだが。彼に何度聞いても「父親はラオス人で母親はクリスチャン」としか言わない。「クリスチャンは国じゃねーだろ」と話すが突然日本語が解らないふりをするマンガに出てきそうなほどのインチキ君だ。

最終的に母親がカルカッタ出身と話した。インドが嫌いなワケじゃないが、血は恐いねー。彼のウザさの根底をかいま見ることが出来た。彼の方も私から金が引けないと悟ったらしく、捨てゼリフを吐いて去っていった。捨てゼリフのお返しに彼の顔写真を載せたいと思う。


彼は今日もカモを探しているのだろう。

公園の近くにやたら目をぎらつかせて、外国人に声を掛けている人達がいる。闇両替屋だ。一応違法らしく、慎重に取引をしていた。辺りは真っ暗なので端から見ると異様な光景だ。私も僅かに換金した現地紙幣が底を付きそうなので彼らの中で1番レートが良い人間と交渉をした。大方話がまとまると小さな部屋に連れて行かれ、そこで最後の交渉に入る。終わった後にお礼と言い、瓶ジュースが出された。一瞬ひるんだが彼らを信用して飲むことにした。恐らくもう少し引っ張れたのだろう。換金レートは100ドル93000チャット。ちなみにホテルだと75000~89000で国営の銀行では45000チャットだった。


有名なMac BURGER。従業員がたむろってヤニ吸ってました。
「マックがある」と聞いたときは瞬間めちゃくちゃ嬉しかったんだけど・・。


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